視覚
朝の光、日中の明るさ、夜間の静けさを空間に与え、患者が時間の流れを身体で感じられる状態をつくります。
せん妄は、起きてから抑えるほど高くつく。KOMOREBIは、空間から未然に防ぐための医療インフラです。
KOMOREBIは、視覚・聴覚・嗅覚・気流の4つの刺激を統合制御し、鎮静下でも働く皮質下の感覚・自律神経パスウェイに直接アプローチします。患者の概日リズムを再構築し、せん妄を未然に防ぐためのSpace-as-a-Serviceデバイスです。
ICU患者の約90%が発症するとされるせん妄は、暴れる、徘徊する、眠れないといった症状を通じて、看護師の付きっきり対応を常態化させます。強い鎮静剤やカレンダーに頼るだけでは、根本的な予防にはなりません。
1症例あたりの純粋な現金流出は約$7,200。残業代、追加薬剤費、入院長期化による機会損失が、静かに病院の収益を削り続けています。
朝の光、日中の明るさ、夜間の静けさを空間に与え、患者が時間の流れを身体で感じられる状態をつくります。
過剰な緊張を誘発しない音環境を自動生成し、ICUのノイズを意味のある刺激へと再設計します。
密閉型アロマカートリッジと気流制御により、看護師の手を煩わせずに、安心感と身体感覚の安定を支えます。
技術と科学
HRVなどから算出する独自のSleepiness Scoreと環境データを掛け合わせ、アルゴリズムが最適な刺激を全自動で生成します。
KOMOREBIが狙うのは、皮質下の感覚・自律神経パスウェイです。意識に依存せず、身体の深い層に働きかけます。
昼夜の境界と身体のリズムを整え、せん妄リスクの高い状態に先回りして介入します。
後付け可能なEasy Install、そしてゼロ・メンテナンス設計。導入は静かに、運用は自動で、看護師の業務は増やしません。
The Hearthは、東京科学大学発の多分野横断型アートコレクティブ&スタートアップとして、医療空間の価値を再定義してきました。KOMOREBIは、その最初の具体的な実装です。
ICUで証明された空間介入を、一般病棟、慢性期医療、介護施設へと広げていくことで、誰もが尊厳を保ちながら過ごせる環境を社会に増やしていきます。